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ロングアイランド(ニューヨーク州)の南北に位置し、船でしか行けないシェルター島に、ニューヨークの建築家ヴィベケ・リヒテンが、コンクリート製のエコハウスを設計しました。

建築家とその家族が住む場所として選ばれたこの小さな島からは、大西洋の美しい景色と息を呑むような夕日を眺めることができます。自然の景観美がヴィラを取り囲み、その建築構造をより一層引き立てています。

主な建材には、耐久性に優れ、施工が容易なコンクリートが選ばれています。このプロジェクトの主な目的は、太陽エネルギーの利用と、構造物の長期保存を可能にする高度な建設技術によって、二酸化炭素排出量を削減することにあります。

381㎡の面積を2つの独立した構造に分割し、2つの外部テラスでつないでいます。これらのテラスは、塩水プールのデッキでくつろぐための共有スペースとなっています。

エコハウスは、リビングルーム、キッチン、ダイニングルームからなるメイン構造体です。東から西へのファサードは、自然光を取り入れるスライドガラスのドアでできており、緑豊かな庭の美しい景色を眺めることができます。ダブルルームとバスルームは、プライバシーを確保するのに最適な北側のエリアに配置されています。バスルーム付きの他の2つのベッドルームは、南部に位置しています。

内壁は粗いコンクリートで、床は磨かれたコンクリートでできています。この家には、建築家自身と娘、そして母親が制作したアート作品や家具が多数展示されています。

母屋とは異なり、このヴィラの2つ目の構造であるプールハウスは、2階建てです。最上階にはバスルーム付きの広々としたベッドルームが2部屋、1階には簡易キッチン付きのリビングルームとサウナがあります。電気自動車の充電ステーション、ソーラーパネル、庭の灌漑用の雨水貯水池など、エコ・サステナビリティの原則に従ったディテールが随所に施されています。

屋上には菜園があり、春夏秋冬、新鮮な野菜を提供します。

また、敷地内には、松やカエデ、ブナなど、建設中に撤去された樹木の代わりに数種類の樹木が植栽されています。

画像はVubeke Lichtenのご好意により提供されました。
フォトグラファー:エヴァン・ジョセフ